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術前検査(11月19日)

前回受診時に予約した9時に病院へ行き、診察券を産婦人科受付に出しました。
今日の検査項目は
* 血圧
* 体重
* 採血
* 検尿
* 胸部・腹部レントゲン
* 心電図
* 肺機能検査
です。
検査毎に行われるフロアが違うので、カルテを持ってあちこちをうろうろしました。一つ終わる都度「次は○階へ行って○○の検査を受けて下さい。」と指示され、言われるままに移動しました。
検査そのものは1時間ほどで終わり再び産婦人科の外来待合いに戻りました。30分もすると検査結果が出たようで、先生に呼ばれました。

検査結果については特に問題なく、「次回手術の説明をするので、家族と一緒に来院するように」と言われました。

手術の説明(12月1日)

「次回はご主人と来て下さい。」と言われていましたが、相方さんは遠方におり仕事があることもあり、母にお願いして一緒に手術の説明を受けに行きました。16時で外来は終わっている時間だったので、受付を済ませるとすぐに先生から呼ばれました。

母と共に「よろしくお願いします。」と挨拶をしながら先生の前の椅子に腰掛けました。
先生は「まずは現在の状況と、手術の概要を説明しますね。」と、まずパソコンでMRIの画像を示しながら筋腫の大きさや数、妊娠出産に備えて取っておくことが望ましいことを主に母に説明しました。母には私からも話はしていましたが、筋腫でお腹がいっぱいのMIRの画像を見て、改めて驚いたようでした。

そして「手術説明・同意書」に沿って詳しく説明をして下さいました。
*病名
 子宮筋腫
*病体の説明
 子宮に最大11㎝、1~3㎝のものが数個あり
*手術名とその内容
 子宮筋腫核出術(開腹して子宮を切開、筋腫のみを可能な範囲で摘出。子宮・卵巣・卵管は温存)。
*麻酔の方法・内容
 硬膜外麻酔+全身麻酔
*手術の必要性と、手術をしない時の経過予想
 筋腫の増大により、貧血、腰痛、月経痛・頻尿などの症状が強くなる可能性あり。
*他の治療方法との比較、その利点と危険性 
・薬物療法(GnRh療法):あくまで手術を前提又は閉経間近に行う。副作用のため6ヶ月以上は投与できない。薬物療法を中止すると筋腫が増大し、いずれは手術が必要になる可能性が高い。
 ・子宮全摘術:再発の可能性が無く、核出手術に比べ術中・術後の出血が少なく輸血の危険性も低い。但し、今後の妊娠は不可能。
*予後および考えられる後遺症
 現在の症状は改善すると思われる。
 子宮が温存される反面再発の可能性あり。
 術中に出血がコントロールできない場合にやむを得ず子宮全摘術を行うことがある。
 今後の分娩は帝王切開となる。
 癒着の可能性あり(癒着予防のフィルムを子宮の創部に貼付。子宮内膜が窓開し癒着するような場合は予防のため子宮内膜に避妊具の挿入を行うことがある)。
*手術自体の危険性および考えられる合併症
 出血:止血できない場合やむを得ず子宮全摘術の可能性あり。輸血、再手術の場合あり。
 感染:予防として抗生剤を投与。
 他臓器の損傷:卵管・膀胱・腸管・尿管・大血管などの損傷の可能性あり。
 腸閉塞:多くの場合一時的で軽快するが、場合によっては手術の可能性あり。
 その他:麻酔による合併症など。
*通常は発生しないが起こりうる重大な危険性
 肺血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の発症。予防として弾性ストッキングの着用、間歇的下肢圧迫法(膝から下をマッサージする機械をつける)を使用。術後はなるべく早くから体を動かす。

要約すると以上のような内容でした。

また、「輸血説明書」「特定生物由来医薬品使用に関する説明書」で出血の多い場合にアルブミン製剤の投与、輸血の可能性があること、その効果と危険性について説明がありました。
手術時には病院で家族の待機が必要とのことでしたが、緊急の手術が入る可能性があるため手術の時間については前日(入院日)にしか分からないとのことでした。


その後待合いにて看護師さんからクリニカルパス(治療や検査に関するスケジュール表のようなもの)を見せてもらう。「術後8日で退院かぁ…。」などと母と確認しましたが、日付などが入っておらず「正式なものを入院時に差し上げます。」と、この日はもらうことができませんでした


受け取った書類
① 手術説明・同意書(2部)
② 輸血同意書(2部)
③ 特定生物由来医薬品使用同意書(2部)
④ 入院証書
⑤ 輸血に関する説明書
⑥ 特定生物由来医薬品使用に関する説明書
⑦ 入院に関するご案内
⑧ 入院費の窓口負担軽減について(限度額適用認定証について)
⑨ 麻酔の説明および同意書

①~④は必要な署名、捺印等を済ませて入院時に持ってくること、④は入院時に受付に提出すること、⑨については入院後麻酔科の医師から説明があること、などの説明がありました。

いよいよ入院を待つばかりになりました。

入院の日(12月10日)

入院の日は10時に受付を指示されました。

7時に起きて朝食、数日前から続いていた頭痛が取れず、鎮痛剤を服用しました。一応薄くメイクもしました。
荷物は大きな鞄に2つ分。父・母と車で病院へ向かいました。
9時半過ぎに病院に到着し、入院証書と保険証を受付に出しました。クラークの方に付き添われて12階の病室へ入りました。4人部屋で、私のすぐ後にも明日手術の方が1人入院し、満室になりました。

ベッドは入り口やトイレから遠い窓際でしたが、繁華街でビルばかり見える景色はいいとはいえませんでした。廊下を挟んで反対側の病室は公園や商業施設と音楽ホールが入った建物が見えて眺めは良かったようです。

荷物を置いたら体重と身長を量り、お風呂、洗濯室、自動販売機、給湯室の場所や利用方法の説明を受けました。
「後で看護師が説明に来ますので。」と行ってクラークの方は出て行かれました。
父も仕事があり、ここで帰りました。

着替えをして荷物の整理をしていると、看護師さんが来られて「既往歴、アレルギー、服用中の薬、食べ物の好み、趣味、キーパーソンは誰か、緊急連絡先、入院に関する心配事、看護に関する要望…」などの聞き取りがありました。
最後の質問に私が「特にありません。」と答えると隣にいた母が冗談っぽく「優しくしてください。」と言いました。看護師さんは律儀にそれを書き留めて行かれました。お母さん、ありがとう。

その後、クリニカルパスの説明がありました。
クリニカルパス
今回は日付も入って完成されたものでした。退院予定は術後8日(19日)。10日間の入院です。手術の翌日には『歩行可』…。大丈夫かな?
そのほか「看護計画(看護をこのように行いますという計画書)」をもらいました。
手術の説明時にもらっていた「手術同意書」「輸血同意書」等の書類を提出し、控えを受け取りました。
手術は12時頃からの予定で、家族は11時頃に来るようにとのことだったので、これを相方さんにもメールで知らせました。
「午後は剃毛や麻酔科の医師からの説明もあります。」と言って看護師さんは出ていきました。

してもらうこともなさそうだったので、「明日はよろしく。」と言って母には帰ってもらいました。

そうこうするうちにお昼になり、食事が来ました。
SN3F0055.jpg
と同時に剃毛のために先ほどの看護師さんが来られました。「あ、お食事先にしましょうか。」と言ってくれましたが、せっかく来られたので先に剃毛を済ませることに。
「(シェーバーの)音がするので…。」と案内されたのは『分娩室』。分娩台に紙のシートを広げて「ここに横になって下さい。」と言われて横になりました。初めて分娩台に上るのが出産ではなく剃毛とは…
この時看護師さんに「仰向けになると(お腹のふくらみで)筋腫が分かりますね。大きいですね。」と言われました。仰向けになると他の部分が凹むので筋腫があるのが分かる状態でした。
まずおへそにオリーブオイルを垂らされました。そして電気シェーバーで恥骨の上の部分を3㎝幅くらいざっと剃られました。「テープが恥骨あたりまで来るので。」とのことでした。もっと隅々まで剃られるという話も聞いていたので何となくほっとしました。
その後綿棒でおへそをゴシゴシ。「自分でお掃除してきましたか~。」と訊かれましたが「いいえ~。」です。「(汚れが)全然何もありません。」と言われて、なぜかちょっと得意な気分になりました。

「15時までにお風呂を済ませて下さい。」と言われ、部屋に戻り食事を済ませて入浴しました。これが手術前最後の入浴!と思って念入りに洗いましたが、実はお風呂は翌日の朝もう一度入ることができました。

お風呂から戻ると麻酔科の研修医N先生が麻酔に関する説明をしてくれました。今回は硬膜外麻酔と全身麻酔を使うこと、酸素吸入のために気管にチューブを入れること、このため術後喉の痛みや歯の損傷の可能性があること、その他体のしびれや悪心、寒気など起こりうる様々なケースを説明し、都度対応し、処置していきます、といわれました。
その後、口がどれくらい開くか、噛み合わせやぐらぐらする歯がないかのチェックをしてもらいました。
そして、「麻酔の説明および同意書」に署名をし、控えをもらいました。
N先生は本当に新米の先生だったらしく、説明の間に何度も深呼吸をしたりして、緊張した様子でした。立派な先生になって欲しいものです。

その後看護師さんが血圧と体温を測りに来た際に、職場に提出する診断書をお願いしました。
17時頃、K先生が来られて、「何か変わったことは無いですか?明日がんばりましょうね!」と言ってさわやかに去っていかれました。いつもさっぱり、さわやかな先生。

18時の夕食後
SN3F0056.jpg
19時頃、看護師さんが血圧、体温を計りに来た際に、就寝前に飲む睡眠剤(レンドルミン)と緩下剤(プルゼニド)をもらう。
数日前から続いていた頭痛が引かないため、「市販の鎮痛剤を飲んでもいいですか?」と尋ねたところ、別に鎮痛剤(ボルタレン)ももらって、これはすぐに服用しました。その後横になり少しウトウトしたところ、痛みは治まりました。

普段から寝付きは良く、横になればコテっと寝られる方。色々な方の体験談をネットで読んでいたおかげか緊張もしておらず、睡眠薬は無くても寝られそうでしたが、一応処方された睡眠薬と緩下剤を服用しました。
私の隣のベッドでは、私と同じ明日手術の方が、2リットルの下剤と夕方から格闘していました。手術によって下剤も色々使い分けがあるようですが、下剤を2リットル飲むのはいかにもしんどそうでした。

しっかり寝ておこうと消灯の9時半には横になり、いつも通りなのか薬の効果か、あっという間に眠りに落ちました。




手術の日(1)

病院は6時が起床時間。半ごろ、看護師さんが体温、血圧、酸素濃度を測りに来ました。

7時頃に浣腸。前の晩に飲んだ緩下剤は効かなかったようです。
浣腸は部屋のトイレでしてもらいました。ベッドでしてもらってトイレへGO!の人もいましたが、トイレの方が良かったかも。「できれば5分我慢して下さい。」と言われ、5分我慢。もう少し我慢できそうでしたが、あまり我慢しても意味無いのかな?と思って、出してしまいました。その後も1度トイレに行きましたが、ほとんど何も出ませんでした。

「10時までにお風呂に入っておいて下さい。その後点滴です。」と看護師さんに言われ、今度こそ術前最後の入浴ということで、念入りに入りました。

入浴後、看護師さんが術衣を持ってきてくれたので、それに着替え、血栓予防のストッキングもはきました。点滴をしてもらい、急に病人っぽくなりました。
SN3F0057.jpg
11時前に母、相方さん、相方さんのお父さんが来てくれました。3人にベッドを囲まれ、話をしながら呼ばれるのを待ちました。

予定通り12時頃に看護師さんが呼びに来ました。点滴の棒を押しながら、専用エレベーターで手術室に向かいました。家族にはエレベータの前で「じゃあね。」と手を振りました。家族は別のエレベーターで手術室と同じフロアにある家族待合室へ移動しました。

エレベーターの中で帽子を手渡されて被りました。エレベーターを出て扉を二つくらい進むと手術の予定を書いたホワイトボードに私の名前があるのが見えました。私の名前の横にはK先生、昨日麻酔の説明をしてくれた研修医のN先生、もう1人麻酔科の先生、看護師さん3人の名前が並んでいました。
手術室にはオルゴール調の音楽が流れていました。

手術台のそばまで来ると名前を確認され、「念のため手術名を言って下さい。」と言われたので「子宮筋腫核出術です。」と答えました。
「横になって下さい。」と言われて手術台に横たわりました。手術台は思ったより狭く(広かったら手術の作業がしにくいですものね)、意外と柔らかく感じました。

心電図や血圧などを測る機械をペタペタと付けられたあと、「まず背中に麻酔を入れますので、横向きに寝て背中を丸めて。」と言われました。横向きに寝て膝を抱えるように丸くなると、術衣の背中が剥がされて(マジックテープで前身頃と後ろ身頃が分かれるようになっていました)、麻酔科の先生が私の背中に触りました。麻酔を入れる位置のことを研修医のN先生に説明しているのが聞こえました。N先生も「触らせて下さい。」と言って私の背中に触っていました。

その後、背中全面を消毒され、麻酔の管を入れるための痛み止めの注射を数カ所打たれました。これがとっても痛かったです。「麻酔入れていきます。横腹あたりが痛かったら言って下さい。と言われた直後、脇腹の内側をつつかれるような痛みがありました。これもかなり痛くて、思わず「いててっ!!」と言うと、その後はずーんと鈍い痛みだけになりました。なぜ横腹?!と思いましたが…。初めて感じる痛みでした。
看護師さんに「背中が赤くなってますよ。かぶれやすいですか?」と言われました。かぶれやすいことは無いのですが、アルコール消毒で赤くなることは多いんです。「お酒弱いでしょ~?」とも言われました。「そうなんです~。」などと答えながら、割と和やか。
背中にかぶれ防止のスプレーをシューッとしてもらい、麻酔の管をテープで固定して硬膜外麻酔の手順完了。

「さぁ、上を向いて。」と言われて体勢を変えたところで、ずっとおられたのか、K先生が視界に入りました。「お願いします。」と言うと、「がんばりましょうね。」とほほえまれました。

「では、麻酔入れますね。酸素も。深呼吸して下さい。」と言われて酸素マスク(かな?)が近付いてきて、数回呼吸をしたところで意識がなくなりました。

手術の日(2)

「るぅさん、終わりましたよ。」と声をかけられて目が覚めたのはナースステーションの横の観察室という部屋でした。翌日の朝まではここで過ごしました。

「気分はどうですか?」と訊かれ「ムカムカします。」と答えると『ここに吐くように』という感じで顔の横に器を置かれました。結局吐くほどではありませんでしたが、実際体を起こしてそこに吐くのは難しいんじゃ?と後から思いました。
吐き気はすぐに治まりましたが、お腹が痛くて体が重くて喉が痛いという状態でした。顔についている酸素マスクが鬱陶しかったです。

「ご家族を呼びましょうね。」と言われて、母と相方さんが(相方さんのお父さんは帰ったらしい)ベッドの側に来てくれました。2人とも顔を合わせた最初の一言は「(筋腫が)大きかったよ~!!」でした。「全部で381グラム、19個取ったんだって。」と相方さんが教えてくれました。「19個かぁ、そんなにあったんだ。」と思いました。時間を訊くと15時でした。少し話をしましたが、喉が痛くて小さな声しか出ないのと、酸素マスクをしているのではっきりと物が言えませんでした。

「明日また来る。」と言って母が帰り、16時半頃に相方さんにも帰ってもらいました。

ここから翌朝までは、時間の感覚があまりありませんでした。
お腹が痛いので、痛み止めの点滴を入れてもらいました。
定期的に体温、血圧、酸素濃度を測ってもらい、足にマッサージの機械(1回15分くらいかな?)をつけてもらいました。微熱があったので、氷枕を入れてもらいました。
「腰が痛かったら寝返りを打ってもいいですよ。」と言われましたが、腰も痛いけどお腹はもっと痛かったので、寝返りは打てそうになく、仰向けでベッドに張り付いていました。そうしていると看護師さんが、三角柱の形をした抱き枕のような物を腰に当てて、片側の腰を浮かせてくれました。これで楽になったかは微妙…。足と肩は上を向いているのに腰だけひねる形になるからです。いずれにしろ、痛みでされるがまま…という感じでした。

2回ほど「うがいをしますか?」と言ってもらいましたが、痛みでそれどころではなく、「いいです。」と断りました。消灯の時間前に蒸しタオルをもらい顔を拭いたのは気持ちよかったです。

消灯後はウトウトしては痛みと検温等で目が覚める…を繰り返しました。
思えば、この観察室で過ごした時間が、この入院で一番不安の大きい時間でした。手術前夜や手術台の上でも何とも無かったのですが。
大げさですが、痛みに耐えることも、順調に回復していけるのかということも、とても不安で心細く感じました。

プロフィール

るぅ

Author:るぅ
2009年12月、36歳で子宮筋腫核出手術(開腹)を受けました。
手術に至るまでの経緯、入院・手術のこと、術後のことなどをまとめています。

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